甲状腺腫瘍・がん

甲状腺がんの多くは大人しいがん、だからこそ“危険”ということも。

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甲状腺がんの多くは大人しいがん
だからこそ“危険”ということも

のどの辺りにしこりを感じたら

甲状腺にしこりがある、もしくは健診で甲状腺に異常が見つかったとしても、大きな不安は抱かないでください。甲状腺の腫瘍はたとえ悪性の高分化型がんであれば、他への臓器のがんに比べて転移し体を蝕んでいくことは少なく、他のがんに比べて進行は遅いです。
専門医の診察を通して適切な治療を目指しましょう。

しかし進行が遅いものであるがために、転移して初めて気づくというケースもあります。10mm以下の小さい腫瘍でも細胞を採取する検査をし確定診断していく事が必要と当院では考えています。十分な説明と適切な治療法を提案いたします。

甲状腺腫瘍の種類や治療

甲状腺の腫瘍(結節性甲状腺腫)は次のように分類されます。

1 良性腫瘍:腺腫、腺腫様甲状腺腫、のう胞など

小さなものであれば経過観察にて対応しますが、大きく他の臓器を圧迫する場合は適切な治療が必要になります。

2 悪性腫瘍:甲状腺がん、未分化がん、悪性リンパ腫など

甲状腺がんのうち大多数を占めるのは乳頭がんと濾胞(ろほう)がん。非常に進行度の遅いものが多く、人体の中で発生するがんのなかでは悪性度が最も低い部類に入るがんです。 他に甲状腺がんの一つとして髄様がん。体内の多数のホルモンを分泌する臓器に多発する 病気(MEN)の一つとして甲状腺に発生する事があります。
未分化がんは非常に稀ながんですが、進行が早く人体でできるがんの中で最も悪性度が高いがんの一つです。
悪性リンパ腫は甲状腺に発生する稀な腫瘍で、橋本病に合併することがあります。

3 機能性腫瘍:プランマー病

稀に生ずる腫瘍で、腫瘍自体は良性であることが多いのですが、腫瘍内で産生する甲状腺ホルモンが多く、機能亢進症状を伴う場合には治療の対象となります。

治療法

分類別によって治療法は異なります。

分類別によって治療法は異なります。

検査

甲状腺エコーや穿刺細胞診を行います。

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